九州神社紀行2

北九州近郊を中心に神社、野鳥および周辺風景の撮影日記です。

雄山神社峰本社(富山県立山町)

 雄山神社峰本社(おやまじんじゃみねほんしゃ)を掲載しました。

おことわり:掲載の写真は、参拝当日(08/29/2011)のものです、現在と異なっている場合があります。

 

 越中一の宮式内社雄山神社峰本社(おやま みねほんしゃ)
<通称>>立山頂上(たてやまちょうじょう)
【鎮座地】〒930-1418 富山県中新川郡立山町立山頂上1 旧越中国 新川郡
【電話】 076-433-9789
【旧社格等】国幣小社(現別表神社)   
      越中一の宮
      式内社 越中國新川郡 雄山神社
      
【御祭神】伊弉諾尊
     ・天手力男尊         
【例祭】  7月25日 例大祭

【御由緒】

  立山雄山神社

 立山大宝元年(七○一)に越中国司佐伯有若公の嫡男有頼公が十六歳の時、神示により開山したと伝えられます。それ以来千三百年の間富士山白山と共に日本三霊山の一として全国から尊敬されてきました。富山県 では少年時代に立山に登拝しない者は一人前になれないという 風習がありました。
  祭神は天手力雄神(災難消滅家内安全の守り神)伊邪那岐神(職業繁栄開運招福の守り神)の二柱であります。
 頂上の神殿は金沢百万石藩主代々の造営でありましたが 平成八年七月百三十六年ぶりに建替えられました。
  山麓芦峅寺には中宮祈願殿、岩峅寺には前立社壇の壮大なる神社が鎮座されております。
 当社は北アルプス山岳上の唯一の延喜式国幣社であります。
   立山頂上社務所 
   (山頂社務所で頂いた、立山頂上登拝記念 しおり)

【参拝月日】 08/29/2011

 

中部山岳国立公園 立山石碑

 08:59 標高2450m、室堂平、撮影スポットです。立山ケーブル駅を07:50に出発高原バスを乗り継いで室堂には08:50に到着。この日は「富山県民の日」とかで登山客で混雑していました。 


雄山山頂 峰本社

 天気は前日と変わって、青空が見えて良好。望遠レンズで山頂を撮影、目指す峰本社もはっきりと見られました。


室堂出発

 09:05 身繕いをして気を引き締めて出発です。一の越までは綺麗に整備された石畳が続きます。


玉殿岩屋への分岐点

 左に進むと玉殿岩屋へ進みます。台形の立山連峰の全体が見られます。右より雄山、(3,003m)大汝山(3,015m)、富士の折立(2,999m)の三峰からなっています。

この先には、佐伯有頼が立山開山を誓ったと言われる岩屋があります。有頼が矢で射た熊を追って山を登ったところ、岩屋からうめき声が聞こえのぞいてみると、胸に矢がささった阿弥陀如来が立っていたといわれています。

 

雪渓

 出発して30分ほどで雪渓が現れました、滑らないよう細心の注意をして進みます。


祓度社

 登山道右にあります。雄山神社の神域の入り口に祀られています。かつて立山登拝ではここで身を清めたといわれています。


登山道から一の越山荘

 高山植物の花畑を通過すると、一の越山荘が見えてきました。最後はつづら折りのちょっと急勾配のようです。


一の越山荘到着

 10:12 標高2700m、一時間ほどで中間点の一の越山荘に到着しました。ここでは周囲の景色を楽しみながら小休止です。


登山道

 見上げると多くの登山者が連なっています。


瓦礫の登山道

 10:15 いよいよ瓦礫の急勾配がが続きます、山頂目指して慎重にアタック開始です。現在では上り、下りのルートがマークされて分けられているようです。


眼下の景色

 素晴らしい青空のもと、室堂方面まで見通せます。山々の向こうの雲海も見られました。
 みくりが池の湖面も青く輝いて綺麗です。


峰本社

 峰本社が大分大きく見えてきました。最後の難関が待ち受けています。

 

峰本社到着

 11:34 2時間半ほどで到着しました。手前から社務所、社号標、鳥居、頂上の社殿と続いています。


峰本社全景

 立山富山県の南東部、北アルプス北西端の連峰です。立山は、北は剱岳、南は薬師岳までの山域で、雄山を中心に、北の別山、南の浄土山立山三山と称されています。

 

社殿 

 断崖絶壁のてっぺんに鎮座しています。この頃からガスが出始めて空模様が怪しくなってきました。

 

社号標

 「立山雄山神社本宮」とあります。立山は、大宝元年(701)に越中国司佐伯有若公の嫡男有頼公が十六歳の時、神示により開山したと伝えられます。 
 側面には「日本三霊山 國幣小社」海抜一万尺。古くから、富士山、白山とともに日本三霊山に数えられ、山岳信仰霊場として知られていました。
 

鳥居から社殿

 標高3003m、社殿の立つ大岩に前にある木製の明神鳥居です。

 

社殿への階段

 てすりも何もない狭い石段を上った先に社殿があります。最新の注意が必要です。


社殿

 御祭神は、伊邪那岐神、妻の伊邪那美神とともに国生み、神生みを行った神。天岩戸で活躍した怪力の神、天手力雄神の二柱です。伊邪那岐神本地仏は「阿弥陀如来」、天手力雄神本地仏は「不動明王」です。

 

社殿

 現在の社殿は平成8年(1996)に136年ぶりに建て替えられています。三間社流造で総欅、間口ニ間、奥行一間半で旧峰本社と同じ姿に再現されています。

参拝

  祝詞奏上、合同の参拝です。


社殿

 社殿3室の中央を宝蔵とし、右に天手力雄神、左に伊邪那岐神が祀られています。 


社殿から全景

 社務所の前には大勢の人々が見られます。

 

全景

12:23 ガスがますます、ひどくなってきました。期待していた富士山は見られなくて、大変残念でした。12:30 下山開始しました。

 

下山途中

 途中の光景です。

 

一の越山荘を上から、後方の山並みが綺麗です。


一の越着

13:54 一の越山荘に戻ってきました。


下山

13:56 一の越山荘出発、視界は大分悪くなってきました


祓度社

14:09 祓度社通過。


玉殿岩屋

14:51 大小二つの洞窟があります。佐伯有頼が白鷹と黒熊にこの洞窟内に導かれ、阿弥陀如来不動明王から立山開山の霊示を受けたと云われています。

 大きいほうの洞窟です、人の高さほどあります。


室堂到着

 15:12 無事に室堂ターミナルに帰還しました。


室堂 中部山岳国立公園 立山石碑

 15:13 背後の景色は大分近くまでガスが立ち込めて何も見られません。


本日の行程

 07:50 立山ケーブル駅 出発
 08:50 室堂 到着
 09:05 室堂出発
 10:12 一の越山荘 到着
 11:34 山頂峰本社 到着
 12:30 下山開始
 13:50 一の越 到着
 15:12 室堂 到着 
 15:20 室堂 出発 
 16:30 立山ケーブル駅 到着